2013年2月11日(月)

舞台 『経験という名の給料』

平成25年2月11日(祝)

時間:午前の部10:00カラ・午後の部13:00カラ
基調講演『私としごと』(午前・午後の部いずれも)
芝田部屋力士 大清峰 太郎 氏 講演「相撲にかける夢」
元岐阜放送アナウンサー 神田 卓朗 氏 講演「言葉と仕事」
NPO G-net 秋元 祥治 氏 総評

大人も子供も楽しめる
展示・しごと体験コーナー
[すべて子どもたちで運営します]
10:00〜15:00 10階大会議室
あゆっ子写真館 展示
オリジナルカップづくり
オリジナルプラストラップづくり
型を取って石こうでリアルな○○を作っちゃおぅー
牛乳からプラスチックの首飾りが!
えっ?甘いピーマン? 本当においしい野菜
醤油アイス?試食会
キャラメルポップコーンを作ろう!
※作ったものはすべてお持ち帰りいただけます

参加費 無料 (全自由席)
会場 ソフトピアジャパン セミナーホール
岐阜県委託事業 「地域資源活用型職業観醸成事業」
受託先:(有)マイトイ
お問い合わせ先:0584-83-1090 あゆっ子フェスタ実行委員会
『ソーイ先生プロジェクト』事務局【(有)マイトイ内】

【活動の様子】

SOWYから皆様へ

日本という国が世界に誇れるものは技術力であり、それが国を存続させる道にも繋がっていると私は考えています。また、震災時など、自分や身内の命に関わる場面であっても秩序を守り、他人を思いやれる精神は私たち日本人の誇りです。そんな日本が今、危機に直面しています。その原因の一つは、離職率の高さやリーダーの不足などです。技術力というのは、長い時間をかけて養うものであり、一生をかけて一人前になるようなことが少なくありません。そしてどの分野においても必ず中心となる人は必要であり、優秀なリーダーがまとめる集団は一つの生き物となり、大きな力を発揮します。つまり、今の日本に求められている人というのは、諦めない心を持った精神的に強く、みんなをまとめられる人物です。これは、実際に様々な分野の社長の方々が求めている人物像と重なります。学力はとても大切です。しかし、一流大学をでれば一生安泰という時代は終わりを迎えました。性格というのは簡単には変えれませんし、リーダーシップも習って発揮するものではありません。幼い頃からの積み重ねが人格をつくり、生活の中でリーダーとしての資質は培われます。学力をあげるには、勉強をします。精神力や人物をつくるのは経験です。それも、大人になる前の経験が大切になってきます。国もこの緊急事態を早くから察知し、10年以上前から対策を打ち立ててきました。その一つがキャリア教育です。キャリア教育とは、コミュニケーション能力・将来設計能力・意思決定力などの力をつけ、本物の社会と交流を持つことにより、内的、社会的責任感を育て、同時に職業観・勤労観も育てる。つまり、人生を生き抜く力を育成する教育です。前回の県の委託事業であり、マイトイが行った夏休み一日仕事体験(小中学生が実際に実働4時間で、報酬として模擬紙幣である、スイト・ウッカー・キャロットを400円分もらい協力企業様で実際に使用するというもの。企業様はマイトイスタッフが足を使い企業の代表者1人ひとりに会い、この方に子どもたちを預けたいという思いをもったところのみにご協力をお願いしました。300社以上周り、その内の130社あまりと協力して実現しました。子どもたちも勿論素晴らしい体験が出来たが、企業様にとっても、とても良い体験であったとお聞きしています。)もキャリア教育の一環です。今回の夏休みの仕事体験の成果発表会である、あゆっこフェスタもキャリア教育の一環です。当初はパワーポイントを使って企業紹介をする形式を予定していましたが、子どもたちにより良い体験をさせたいという思いから、第二の仕事体験ということで舞台形式で発表しようということになりました。全て子どもたちが仕事を分担して行った今回の舞台の中で本当に子どもたちは成長しました。ただ舞台をやらせるのではなく、あくまでも、子どもたちが主体となって行った結果だと思います。やりたい事と得意なことが一致しない中で、子どもたちは必死に自分と戦い、挑戦していきました。役者は花形で、やりたい子がたくさんいました。しかし、配役はオーディションで決め、オーディションから溢れ、裏方に徹した子も沢山いました。やりたい事がやれなくても、舞台でお客様を楽しませる事だけを考え、精一杯働きました。得意を知り、得意を生かし、伸ばし、苦手に挑戦し、みんなで協力しあってつくりあげました。本番では、普段出来ることもできなくなる様な緊張感の中で、必死に戦いました。何もない状態から11日という短い期間で全てをつくりあげた事によって、本番も入れ12日間で、見違えるような成長をしました。私自身子どもたちの成長には驚かされる事だらけでした。一番の功労者は子どもたちですが、県の方をはじめ、協力して下さった企業の方、親さん方には本当に感謝しています。

最後になりますが、大人の方々へお願いです。もっともっと子どもたちを信頼してあげて下さい。そして、かっこいい姿を見せてあげて下さい。子どもたちへお願いです。もっともっと周りの大人たちと交流をもって下さい。みんなはお父さんお母さんだけの子どもではなく、日本の大人たち全員が愛すべき大切な子どもたちです。日本は素晴らしい国です。大人たちと子どもたちがお互いに思い合い、いい循環が生まれた時、この国はもっともっとよくなります。子どもたちは大人たちにとって希望です。どうかその事を忘れないで下さい。舞台の終わりに話したかったのですが、なかなか言葉になりませんでしたので、ここで言わせて頂きました。みんな本当にお疲れ様。今も、そしてこれからも、みんなに期待し、将来を楽しみにしています。SOWY